もりの眼科診療所

TEL.06-6471-0270

〒555-0022 大阪府大阪市西淀川区柏里2-8-14

診療のご案内

白内障

白内障とは眼の中の本来透明であるはずのレンズ(水晶体)が
濁ってきて視力が低下する病気です。
レンズ(水晶体)はカメラのレンズのような役割を果たしているため、
この部分が濁ると見えにくくなるのです。
白内障はしわや白髪が増えてくるのと同じように歳をとると避けられない病気です。
そのため、60歳を過ぎる頃には多くの人が白内障であると言われています。

白内障の症状

  • もやがかかったように見える
  • ぼやける
  • 光がまぶしい
  • ピントが合わない

当院では入院を行わずに、日帰りで行える日帰り手術を実施しています。

緑内障

緑内障は、白内障とならんで眼の病気の中で最も多いものです。
「眼の成人病」とも呼ばれ、40歳以上の20人に一人が緑内障であると報告されています。
緑内障は一般に眼圧(眼球内の圧力)の上昇にともない視神経がおかされる病気であり、
多くの場合本人が気付かないうちに、非常にゆっくりと視野(見える範囲)が
狭くなっていきます。
そのため、発見が遅れるケースが多く、緑内障患者の80%が病気に気づいていない
潜在患者と言われています

緑内障の症状

緑内障は慢性の場合と急性の場合で症状は異なりますが、
慢性の場合は徐々に進行していくため本人は気付かず、
視野が狭くなってきたと感じた時には緑内障が進んでいます。
そのため、初期段階での視野検査、眼圧検査が欠かせません。
また、「何となく眼が重い、疲れる、不快感がある」といった症状がある場合もあります。
急性の場合には眼圧が急激に上がるため、眼の充血や激しい頭痛、吐き気が突然起こります。
眼科で早急に処置しなければ障害を残す恐れもありますので、注意が必要となります。

緑内障の治療方法

緑内障の治療には3種類ありますが、その基本は眼圧を下げることです。
眼圧を下げることにより緑内障の進行をとめられる場合が多いからです。眼圧を下げる為に通常、主に目薬を用います。
最近は体への副作用が少ない眼圧下降効果の優れた目薬が多数開発されております。
目薬を点眼し忘れると、眼圧が上昇し視神経が障害されることがあるので、必ず医師の処方・指示に従い、規則正しく点眼して下さい。
薬が効かない場合は、レーザー治療や手術が行われます。

緑内障の検査方法

緑内障の検査として、眼圧検査、眼底検査および視野検査を定期的に実施します。
また、緑内障の種類を確定するために隅角検査を行います。
緑内障は家族内発生のみられることがあるため、皆さんのご家族(血縁者)に緑内障の方がいらっしゃる場合には、
検査を受けることをおすすめします。緑内障によって、一度失われた視野は回復しないため、早期の発見が非常に重要となります。

飛蚊症

「アメーバのようなものや小さな虫が見える」ことを飛蚊症と言います。
「糸くずのようなものが見える」と訴える人もいます。

飛蚊症には年齢によるものと病気によるものの2通りがあります。

経年的変化による飛蚊症

生まれたての赤ちゃんの眼の中は、均一なゲル状(ゼリー状)のものが眼の中に
ぎっしりと詰まっています。これを硝子体と呼びます。
硝子体は年を重ねるにつれて、特に近視の強い人は早くから、
だんだんと均一なゼリーがさらさらの液体になる液化という現象が起こります。
この時点で、液体の空洞を形成するようになり、飛蚊症を生じます。
さらに、液化が進むと硝子体が眼の底から剥がれ前方に移動します。
これを後部硝子体剥離と呼び、飛蚊症が強くなります。
この変化は、歳とともに起こる経年的変化と言えます。
65歳以上では全体の65%まで、70-80歳代ではほとんどの人に認められると
言われています。近視の強い人や眼に疾患を持つ人は、早くから症状が現れます。
後部硝子体剥離は年齢に伴う変化ですので、治療の必要はありません。
飛蚊症を感じると、うっとおしくなるし不安にもなります。
しかし、眼底検査でほかの病気がないと診断されたときは、
年齢相当の変化と考えて、ゆったりと構えましょう。

病気による飛蚊症

飛蚊症を感じたときには、眼のフィルムに当たる網膜に孔(あな)が開いた網膜裂孔(または網膜円孔)のことがあります。
この網膜裂孔が原因で網膜が剥がれる網膜剥離という病気を生じていることもあります。
網膜裂孔であればレーザー治療で外来にて行なうことが出来ます。網膜剥離では、病院に入院して治療が必要となります。
ほかにも、出血やぶどう膜炎により飛蚊症を生じることがあります。
いずれの病気でも発見が遅れると、治療を行なっても障害を残すことがあるので、
飛蚊症を感じたらいつでもすぐに眼科専門医による散瞳(瞳を拡げる)精密眼底検査を受けてください。

飛蚊症の検査方法

散瞳眼底検査

網膜裂孔や網膜剥離の治療方法

レーザー治療

網膜に裂孔ができていても剥離が起こっていない段階のものは、
網膜の裂け目の周囲をレーザーで焼き固めで網膜剥離への進行を防ぐことができます。

手術

進行して網膜が剥離した状態になると手術が必要になります。
網膜の裂け目をふさぎ、網膜の下に入り込んだ液体成分を取り除き、剥離した網膜を元の位置に戻す手術です。
また、網膜の裂け目から出血があったり、進行した網膜剥離の場合には、硝子体を取り除く手術を行ないます。

糖尿病網膜症

日本では690万人(予備軍を含めると1370万人)の方が、糖尿病に罹っています。
驚くことに、糖尿病網膜症は、生涯の途中で目の病気に罹り著しく視力が低下した人の中で
第1位の原因です。
ところが糖尿病網膜症が起こってかなり進まないと、視力低下を感じることはありません。
しかも、視力障害を自覚したときは、適切な治療の時期を過ぎていることがあります。

定期検診の勧め

糖尿病網膜症は、単純型糖尿病網膜症、前増殖型糖尿病網膜症、増殖型糖尿病網膜症に
分かれます。糖尿病網膜症による著しい視力低下を防ぐには、増殖型に移行する前の
前増殖型の適切な時点でレーザー網膜光凝固を受けることです。
これには、定期的な眼底検査を受けることです。

定期眼底検査の目安

網膜症なし(安心):6~12ヶ月に1回
単純型糖尿病網膜症(注意):3~6ヶ月に1回
前増殖型糖尿病網膜症(やや危険):1~2ヶ月に1回
増殖型糖尿病網膜症(危険):2週間~1ヶ月に1回

以上はおおよその受診間隔です。
厳密には眼科主治医に従ってください。

ドライアイ

目を守る涙の量が減少したり、涙の質のバランスが崩れることで目の表面が乾燥したり、
傷がついてしまい、ものがかすんで見えたり、目がごろごろしたりなど
様々な症状があらわれる状態です。
また、重症のドライアイは、中年女性を中心に多い「シェーグレン症候群」の場合があります。

ドライアイの治療方法

ドライアイの治療は主に点眼薬での治療となります。
点眼薬による治療で効果が得られない場合は、
涙点プラグと呼ばれるプラグを使用して涙の通り道を塞いで
涙を目の表面に留める治療を行うことがあります。

加齢黄斑変性

加齢により、網膜の中心部にある「黄斑」に変性が生じて、
見ようとするところが見えづらくなってしまう病気です。
黄斑は網膜の中心部にあり、目から入ってきた光を脳に伝える重要な役割を担っています。

加齢黄斑変性の主な症状

  • 視力低下
  • ゆがんで見える
  • 視界の中心部が暗く見える
  • など

加齢黄斑変性の原因

加齢が主な原因として考えられますが、その他にも喫煙や食生活、紫外線、遺伝なども要因としてあげられます。

眼瞼下垂

上まぶたが垂れてくる状態を眼瞼下垂といいます。
先天性のものや、まぶたを上げる神経の病気などでも起こりますが、
ほとんどは加齢によって起こる老人性眼瞼下垂です。

網膜剥離

網膜剥離は、網膜が剥がれてしまい、浮き上がってきてしまう病気です。
網膜が剥がれた際に、痛みを伴わない為、
発見が遅れて病状が進行してしまうことも少なくありません。
最悪の場合は、失明に至る場合もあります。
網膜剥離は、治療が早ければ視力への影響も少ないので、早期発見・治療が大切です。

網膜剥離の主な症状

  • 視野の一部がかける
  • 視力が低下する
  • 視野の中に、蚊のような小さな虫が飛んでいるように見える
  • など

斜視・弱視

斜視とは

通常モノを見るときには、右目も左目も見ようとする方向に向いています。
ところが、片方の目が見ようとする方向を見ているにも関わらず、
もう片方の目が見ようとする方向と違う方向を向く場合があります。
これを斜視といいます。斜視は子供の2%くらいにみられる病気です。

斜視の原因

  • 目の筋肉や神経などの異常
  • 遠視
  • 両眼視の異常
  • 視力不良

弱視とは

子供の頃に視力の発達が何らかの理由で障害され、
眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても視力が上がらない状態を弱視といいます。

弱視の原因

  • 斜視
  • 遠視
  • など

はやり目

流行性角結膜炎ともよばれるアデノウイルスの感染が原因の病気です。
高確率で感染し、感染すると5日~2週間の潜伏期間後、
目やにが多くでたり、目が充血したりします。

はやり目の主な症状

  • 目の充血
  • 目やにが多く出る
  • 涙が出る
  • まぶしい
  • など

はやり目をうつさないようにする注意点

  • 手を石鹸でよく洗う
  • 手で目をこすらない
  • タオルは別々にする
  • ドアノブや手すりなどはこまめに消毒する
  • ティッシュペーパー等の使い捨てのものを使い、ビニール袋に入れてすぐ捨てる

眼精疲労

デスクワークで長時間パソコンを見続けたり、スマートフォンの使用や読書などで
目を酷使したりすると、充血や眼痛などの症状があらわれ、
頭痛や肩こりなどの全身症状があらわれることがあります。
休養をとってもこれらの症状が残る場合は眼精疲労が疑われます。

眼精疲労の原因

パソコンやスマートフォンの長時間使用などの他に、
ドライアイや斜視、眼瞼下垂が原因のこともあります。
また、パソコンやスマートフォンを使用する際に
度の合わないメガネやコンタクトレンズを使用した場合も眼精疲労の原因になります。

麦粒腫・霰粒腫

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は、まぶたの皮脂腺や汗腺に細菌が感染して起こり、
かゆみや充血、腫れなどの症状があります。
麦粒腫と似た症状の霰粒腫(さんりゅうしゅ)は、細菌感染ではなく、
マイボーム腺がつまって、まぶたにしこりができる病気です。基本、痛みはありません。

麦粒腫の治療

細菌感染が原因のため、治療には抗菌物質の点眼薬眼軟膏内服薬を使用します。
化膿して膿点(のうてん)が見られる場合は、切開してうみを出します。

霰粒腫の治療

しこりが小さい場合は自然に治癒することもありますが、
しこりが大きい場合は手術をして取り去ります。縫合が必要となることもあります。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉やハウスダストなどが付着して、
目に充血やかゆみなどの炎症を起こす病気です。

アレルギー性結膜炎の治療

アレルギー性結膜炎の治療には、
アレルギー反応を抑える抗アレルギー作用をもつ点眼薬が処方されます。

近視・遠視・乱視

遠視や近視、乱視は、目の屈折異常です。
網膜上で焦点が合わず、近くや遠くがボヤけて見える状態です。
特に小さい子どもの場合は、遠視になっているのがわからないことがあり、
普段から斜視などの症状に注意をくばる必要があります。

近視

「近視」は網膜の手前で焦点が合います。
近い距離は見えますが、遠い距離がボヤけて見えます。

遠視

「遠視」は網膜の後方で焦点が合います。
遠視の場合は、近い距離も遠い距離もボヤけて見えます。

乱視

「乱視」は光を屈折させる部分に歪みが発生し、焦点が合わない状態になります。
乱視は物が二重や三重になって見えます。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズは視力を矯正するための医療機器であり、
使用する際は眼科で検査を受ける必要があります。
コンタクトレンズの使用目的は屈折異常の矯正です。
コンタクトレンズを装用することで屈折異常を解消し、適正な視力を得ることができます。

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